企業の広報・マーケティングを担当している方や、ブロガーの方などで、「SEO対策とは何なのか」と気になっている方もいらっしゃいますよね。
今回の記事では、SEO対策の基本や、メリット・デメリットをご紹介しながら、SEOとは一体何なのかご紹介していきます。
SEO対策とは?
GoogleやYahoo! など、物事を検索するためのサイトのことを検索エンジン(Search Engine)と言います。
SEOは、日本語では「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」と訳され、SEO対策は、Googleなどでの検索時に、特定のサイトやページが上位表示されるための施策のことを表します。
SEO対策を行う目的
どれだけ良い商品・サービスを生産していても、消費者に認知されていなければ意味がありませんよね?
SEO対策をする目的は、消費者に商品・サービスを認知してもらうためと考えていただければ良いかと思います。
例えば、私たちが「SEO対策」に関する本を出版したとします。この本は、ボリュームが豊富で、実践すれば確実に上位表示するような内容が記載してあったとしましょう。
ただし、近くの本屋さんにはもちろん、Amazonや楽天市場、Yahoo! ショッピングなどでも販売をされていなければ、皆さまに手を取ってもらえる可能性はありませんよね。
この状況をSEOに置き換えて表すと、
- 非常に優れた商品・サービス(=SEO対策に関する本)を出版したにもかかわらず、
- GoogleやYahoo! といった検索エンジン(=本屋さん)に認知してもらえず、
- 検索結果に表示してもらえない(=本屋さんに取り扱ってもらえない)。
という状況になるわけです。
SEO対策はこの状況を防ぐための施策であり、結果として売上向上にも繋がりやすくなります。
検索エンジン毎にSEO対策を行う必要はある?
物事を検索するためのサイト(=検索エンジン)には、「Google」と「Yahoo!」の他にも「Bing」や「DuckDuckGo」、「Baidu」など、数多くの種類があります。
ただし、これら検索エンジン毎にSEO対策を行う必要はありません。
というのも、日本で最もよく使われる検索エンジンは「Google」と「Yahoo!」である上、「Yahoo!」は2011年以降「Google」の検索エンジンと検索連動型配信システムを採用しているためです。
要するに、GoogleのSEO対策を行うと、Yahoo!でも上位表示がされやすくなるということです。
完全に同じ結果にはなりませんが、日本国内でSEO対策を行う場合は、Google対策のみを行うと良いですよ。
SEO対策を行うメリット・デメリット
SEO対策には数多くのメリットがあります。
ここからは、SEO対策を行うことで得られるメリットと生じるデメリットをご紹介します。
SEO対策で得られるメリット
- 検索流入が増える
- ブランディングに繋がる
- 広告宣伝費が抑えられる
SEO対策で得られるメリットとしては、上述3つが挙げられます。
検索流入が増える
「SEO対策を行う=Google検索で上位表示させる」ことです。
ユーザーの大多数は、検索結果の上位にあるサイトから順に、自身の知りたい情報が記載してあるかをチェックします。
そのため、SEO対策を行い上位表示に成功したWEBサイトは、自然検索による流入者数が増えやすくなるのです。
検索順位(1〜10位)別のクリック率は下表の通りとなります。
検索順位(日本・2021年) | クリック率(CTR) |
---|---|
1位 | 13.94 % |
2位 | 7.52 % |
3位 | 4.68 % |
4位 | 3.91 % |
5位 | 2.98 % |
6位 | 2.42 % |
7位 | 2.06 % |
8位 | 1.78 % |
9位 | 1.46 % |
10位 | 1.32 % |
ブランディングに繋がる
ブランド力を高めるためには、顧客から信頼される企業作りをすることが大切です。
SEO対策には、ユーザーニーズに沿ったSEO記事を発信していく「コンテンツSEO」という方法がありますが、コンテンツSEOを実施すれば、検索流入者(=見込み顧客)の悩み・疑問を解決することに繋がります。
例えば、お中元を贈る際に、何円程度のお中元を選ぶと良いかが分からなかったとしましょう。このような場合は、「お中元 何円」のように検索をして、上位表示されている記事を確認するでしょう。
この記事で妥当な金額が分かれば、お中元を購入するために、「お中元 おすすめ 5,000円」などとキーワードを変えて再検索する可能性が高くなります。
再検索をした際にも、同じ企業の記事が上位表示されていれば、「この企業はギフトの会社なのか」と、見込み顧客に認識してもらいやすくなります。
このように、SEO対策をした記事コンテンツを継続発信していくことで、企業や商品・サービスのブランディングにも繋がるのです。
広告宣伝費が抑えられる
商品やサービスの販売促進をするには、多額の広告宣伝費が必要になります。
その上、広告効果は一時的なモノにしかなりません。
対してSEO対策は、WEBサイト上にSEOコンテンツを蓄積していく施策であり、コンテンツ制作費用を払ってしまえば、永久的に広告効果を発揮します。
そのため長期的な目線で見ると、広告宣伝費を抑えながらも高い集客力を持つことに繋がるのです。
SEO対策で生じるデメリット
- 効果が現れるまでに時間がかかる
- 専門的な知識が必要
SEO対策のデメリットとしては、これらが挙げられます。
対策キーワードにもよりますが、SEO対策は、効果が現れるまでに早くて6ヶ月以上かかります。
また、SEO対策を行うには専門的な知識が必要であり、知識を身につけるためには膨大な時間を要します。
SEO対策の基本
SEO対策には、大きく3つの施策があります。
ここからは、それぞれの施策についてご紹介します。
WEBサイト内部のSEO対策(内部施策)
内部施策とは、Googleにコンテンツを発見してもらうための「クロール最適化」と、コンテンツをGoogleに掲載してもらうための「インデックス最適化」などを表します。
「クロール最適化」とは、Googleのクローリング(情報収集)の手助けをすることで、サイト構造を分かりやすくしたり、サイトマップを作ったりします。
Googleは、クローリングにより収集した情報しかGoogleの検索欄に表示しないため、クロール最適化を行わなければ、いつまで経っても流入者が増えない、存在意義のないWEBサイトになる恐れがあります。
対して「インデックス最適化」とは、コンテンツの情報を正しく伝えるための手助けで、タイトルや見出しの最適化、URLの正規化などを行います。
「インデックス最適化」を行い、コンテンツ内容をGoogleに理解してもらえれば、Googleの検索欄にコンテンツが表示されます。
WEBサイト外部のSEO対策(外部施策)
外部施策とは、被リンクを獲得するためのSEO対策です。
GoogleはWEBサイトの人気度を測定するために、他のWEBサイトから貼り付けられているリンクの質や数を考慮しており、高品質の被リンクを多数獲得しているサイトは、検索結果で上位表示されやすくなります。
ただし、質の低い被リンクが増えたり、被リンクを購入したりすると、Googleからの評価が下がるので、むやみに被リンク獲得に動くことは危険です。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、内部対策の内容を踏まえた上で、SEO対策に繋がるコンテンツを制作する施策です。
SEO対策をした記事を増やすことは、検索ユーザーのニーズに沿ったページを増やす行動になるため、会社や商品・サービス情報しかないWEBサイトよりも、検索結果での上位表示が狙いやすくなります。
ユーザーニーズ調査、サイト設計、キーワード選定、SEOライティング、画像素材の収集など、SEO効果の高いコンテンツ制作にはすべきことがたくさんありますが、内製化も不可能ではありません。
とりあえずSEO対策に着手してみたい方は、コンテンツSEOから始めてみることをおすすめします。
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SEO対策とはコスパの高い集客施策
SEO対策を実施すれば、低コストで高い集客力を持つことに繋がります。
より高い効果を得るには専門的な知識が必要にはなりますが、例えば、コンテンツSEOに取り組みながら、少しずつ知識を身につけるなんてことも可能です。
「SEO対策とは何なのだろう」と考えていた方は、ぜひこの記事を参考に、SEO対策に取り組んでみてください。
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